目の輝きをいっそう際立たせてくれるまつ毛パーマ。
まつ毛パーマをすることで顔全体の印象も明るくなり、おしゃれな女性の間では定番のケアポイントです。
けれどまつ毛パーマをしたいと思ったときに気になるのは、その持続時間ではないでしょうか？
そこで今回の記事では、まつ毛パーマの平均的な持続時間と、効果を維持する方法についてお話していきます。
- まつ毛パーマの持続時間は？
- まつ毛パーマが取れる原因は？
- まつ毛パーマの持続時間を伸ばす方法は？
- まつ毛パーマのケア方法は？
まつ毛パーマが取れる原因
まつ毛パーマが取れる原因には、まつ毛が持つ2つの仕組みが関わってきます。
ジスルフィド結合
まつ毛のカールは「ジスルフィド結合」という結合で保たれています。ジスルフィド結合はタンパク質内で硫黄分子同士が結びつくことによって起こる、強力な化学結合です。
ジスルフィド結合はタンパク質の形を保持する役割をもち、まつ毛に含まれるタンパク質「ケラチン」を固めることでカールを維持しています。
まつ毛パーマは、薬剤によってジスルフィド結合を一時的に切断し、カールさせた後もう一度ジスルフィド結合が起こることで、きれいな形に整えます。
しかし、このジスルフィド結合が日常生活の中で切断されることで、まつ毛パーマは徐々に取れていきます。
毛周期
「毛周期」とは私たちの体毛が生え変わるサイクルのことです。
毛周期は成長期、休止期、脱落期の3つの期間を繰り返し、まつ毛は成長期に大きく伸び、休止期になると成長を緩やかにしていずれ伸びなくなります。
休止期を終えたまつ毛は脱落期に入り、自然と抜け落ちていくため、まつ毛の長さはどんなに伸びても12mm前後が限界と言われています。
パーマをかけたまつ毛が、脱落期に入ることによりパーマの効果もなくなっていきます。
まつ毛パーマの平均持続時間
まつ毛パーマの持続時間は一般的に1カ月ほどです。
まつ毛パーマをかけてからだいたい3週間ほどで、ジスルフィド結合が切断されはじめ、毛周期のサイクルも新しくなります。
そこから完全にパーマが落ちるまでは一人ひとりの体質や生活環境によって変化しますが、おおよそまつ毛パーマをかけて1カ月後には、パーマ前の状態に戻ります。
まつ毛パーマを持続時間を伸ばす方法
まつ毛パーマは適切なケアを行うことで、最長6週間まで延長できるといわれています。
6週間をすぎると毛周期のサイクルが入れ替わり、新しいまつ毛に生え変わっていくので体質にもよりますが基本的にはそれ以上持たせることは難しくなります。
では、持続時間を伸ばす具体的な方法を紹介しましょう。
メイクの落とし方
まつ毛パーマを持続させたいと思ったら毎日のメイク落としに「アイメイクリムーバー」と「アイシャンプー」を取り入れましょう。
マイメイクリムーバーはクレンジングでは落ちにくいマスカラのメイクを簡単にオフできるので、まつ毛にダメージを与えにくくなります。
アイシャンプーは汚れが付着することで起こる、ジスルフィド結合の切断を抑えてくれ、まつ毛を清潔に保ちます。1週間に1回くらいを目安に行いましょう。
ケア方法
まつ毛パーマを持続させるためには「まつ毛美容液」を使うことも大切です。
まつ毛の保湿や保水を行ってくれ、外的なダメージからまつ毛を守ります。
また、まつ毛に付着する化粧品の残留物などがアルカリ性化することで、ジスルフィド結合が切断されやすくなります。
そのため、ph調整成分が配合されるまつ毛美容液を選ぶことで、まつ毛パーマを長持ちさせられるでしょう。
まつげパーマの持ちはどれくらい？持続時間を伸ばす方法まとめと注意点
まつ毛パーマの持続時間のおおよその長さと、長持ちさせる方法について解説してきました。
まつ毛パーマを長持ちさせるには、丁寧なメイク落としや洗顔後のケアが大切です。
最後に1点だけ注意すべきことをお伝えします。
まつ毛パーマのサロンを選ぶ際は「化粧品登録」された薬剤を使用するサロンを選択しましょう。
まつ毛の美容施術は国家資格を持った美容師が行う必要があり、まつ毛パーマに使われる薬剤も化粧品登録されている必要があります。
相場と比べて極端に低い価格でまつ毛パーマを行っているサロンでは、化粧品登録されていない薬剤を使用している可能性があります。
基本的にはサロン情報に表記されているので、確認してからサロンを選ぶようにしましょう。
また、自まつ毛をきれいに出来れば、さらにまつ毛パーマもきれいになりますよ。気になる人はこちらもご覧ください。
