2021年11月10日、全国の初手員がおすすめのノンフィクション本を選ぶ「Yahoo!ニュース本屋大賞 2021年ノンフィクション本大賞」に琉球大学教育学研究科教授の上間陽子さんのエッセー集「海をあげる」(筑摩書房)が選ばれました。
上間陽子さん、ご存知でしょうか?
少し前に星野源さんがラジオ番組で、楽曲を作る際に上間さんの著作に影響を受けたと話していました。
そんな上間さんの著作やそもそも上間陽子さんとはどんな人なのか気になりますよね。
そこでこの記事では以下についてまとめていきます。
- 上間陽子さんの経歴は?
- 上間陽子さんの著作は?
- 星野源さんが影響を受けた作品は?
上間陽子さんの経歴は?
上間陽子さんの経歴や受賞歴を見ていきましょう。
経歴
上間陽子さんは1972年、沖縄生まれです。
東京都立大学博士課程を専攻されていましたが退学しており、現在は琉球大学教育学研究科教授を務めています。
専攻は教育学で、生活指導の観点から主に非行少年少女の問題を研究していて、
1990年代後半から2014年にかけては東京で、以降は沖縄で未成年たちの調査・支援に携わっています。
2016年夏、うるま市の元海兵隊員・軍属による殺人事件をきっかけに沖縄の性暴力について書くことを決め、翌年『裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち』(太田出版、2017)を刊行しました。
受賞歴
2021年「第7回沖縄書店大賞」の沖縄部門大賞
2021年「わたくし、つまりNobody賞」
2021年「Yahoo!ニュース本屋大賞 2021年ノンフィクション本大賞」
上間陽子さんは結婚している?夫や子どもは?
上間陽子さんが結婚しているのか、夫や子どもについても調べてみましたが、情報は見つけられませんでした。
わかり次第追記します。
上間陽子さんの著作は?
■2009年共著「若者と貧困」(明石書店)
■2017年「裸足で逃げる」(太田出版)
■2020年エッセイ集「海をあげる」(筑摩書房)
沖縄の内部に潜む社会や経済のひずみが性的搾取や家庭内暴力といった形で、女性や子どもたちに降り注いでいる現状を調査し、調査を通じて出会った人たちの拠り所のない状況で必死に生きる姿がテーマになっています。
星野源さんが影響を受けた作品は?
星野源さんは9月22日のラジオ番組「星野源のオールナイトニッポン」で、沖縄の夜の街で働く女性たちを描いた本「裸足で逃げる」に影響を受け、自身の楽曲を作ったと話していました。
ドラマの主題歌にもなった自身の曲「不思議」の制作時に読んでいたそうで、「言葉にできない感情になる本」だったと表現しています。
また、「ドラマが割と都会的なストーリーだったので、全然違う所にどうやったら響くのか。沖縄の街に響くのか。考えながら曲を作った」とも語っていました。
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